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マンション投資のFJネクストの迷惑勧誘電話被害を取り上げます。
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島袋光年『トリコ』は『週刊少年ジャンプ』連載のグルメ・アクション漫画である。美食が価値の中心となったグルメ時代において、未知の食材を探求する美食屋トリコの冒険を描く。

『トリコ』の大きな特徴はグルメとバトルの二本立てになっていることである。未知の食材を探求するトリコの前には凶暴な生物や敵対勢力が立ち塞がり、激しいバトルになることが多い。バトルは少年漫画の王道である。一方でバトル中心はワンパターン化の弊害に陥りやすい。「こいつを倒したら、次はあれを倒す」の繰り返しになるためである。トリコではグルメという軸を別に設けることで物語に深みを増している。

第19巻(集英社、2012年)ではグルメカジノでの戦いであるメテオガーリック編が完結する。今回の戦いは神経衰弱的なゲームの対決で、頭脳戦や心理戦の要素もある。このメテオガーリック編が『週刊少年ジャンプ』で連載されていた当時、西尾維新『めだかボックス』でも神経衰弱的なゲーム対決が繰り広げられていた。

また、キメラアントとの死闘が終わった冨樫義博『HUNTER×HUNTER』ではアルカの能力の謎解きという頭を使う内容になった。少年マンガの王道はバトルであり、トリコは間違いなく王道作品であるが、他のジャンプ連載作品と重なって頭脳戦を展開したことは興味深い。

この巻の敵キャラクターは、いかにも悪役という外観である。ところが、戦いの後は、あっさりと「昨日の敵は今日の友」状態になり、物足りない。「昨日の敵は今日の友」は、かつての少年漫画では定番の展開であった。攘夷を叫んだ幕末の志士が文明開化を主導し、鬼畜と罵った米国を戦後は世界で最も強固な同盟国と呼ぶ無節操で歴史性に欠ける日本人のメンタリティには合っている。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/621

しかし、過酷なイジメなどの現実と直面する現代の子ども達にとって「昨日の敵は今日の友」展開はリアリティに欠ける(林田力「【コミック】過去の敵への態度に注目『ONE PIECE 第51巻』」ツカサネット新聞2008年9月17日)。実際、圧倒的な人気を誇る尾田栄一郎『ONE PIECE』では敵キャラクターと仲間になるキャラクターでは最初から役回りが異なっている。ニコ・ロビンのように敵陣営に属していた仲間もいるが、本気で主人公達とは戦っていない。

その意味で、メテオガーリック編のラストは安直さを否定できない。一方で料理人の才能への感動を改心の理由としており、グルメに価値をおく作品としては納得できる内容になっている。
http://hayariki.net/hayariki.htm#30
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冨樫義博『HUNTER×HUNTER 30』は『週刊少年ジャンプ』の連載マンガの単行本である。架空の世界を舞台として、少年ゴン・フリークスらハンターの冒険を描く作品である。この巻ではキメラ=アント編が完結する。

バトル漫画は主人公が敵キャラクターを倒す展開であるが、キメラ=アント編は異色である。人間の対極に位置すると思われたキメラ=アントの王の最後をヒューマニズムでまとめ、人間側の攻撃に人間の残酷さを描く。爆発後も体を蝕む薔薇の毒は放射能の内部被爆を連想させ、強烈な現代文明批判にもなっている。

『HUNTER×HUNTER』は下書き同然の絵が掲載され、定期的に休載することでも話題の作品である。キメラ=アント編完結で一休みに入ると予想されたが、そのまま新章に突入し、これまでと比べると相対的に長期の連載が続いている。『HUNTER×HUNTER』の度々の休載は作者の怠け癖と見られ、冨樫病という不名誉な言葉も生まれたが、キメラ=アント編は作者にとっても難しいテーマであったと言える。
http://yaplog.jp/hayariki/

新章の第319話「抽選」では十二支をモチーフにした幹部キャラクターが登場した。彼らは表紙にも後姿が描かれている。十二支をモチーフとする点は同じジャンプ作品の桐山光侍『NINKU -忍空-』と同じであり、大半のキャラクターのビジュアルが動物と関連付けられている点は尾田栄一郎の『ONE PIECE』の王下七武海に類似する。

しかも、幹部キャラの登場シーンは「どべ~ん」の擬音付きで、これも『ONE PIECE』の「どーん」を連想させる。さらにストーリーは自己の過去作品の『幽遊白書』の魔界統一トーナメント編を想起させる展開になった。

一方で幹部キャラが動物と関連付けられる理由は、コードネームの付与者に心酔するあまり、自らを干支に因んだコードネームに似せようと自発的に努力した結果と説明する。ここには「なるほど」と思わせるオリジナリティがある。(林田力)
http://news.livedoor.com/article/detail/6474294/

空知英秋『銀魂―ぎんたま―』は『週刊少年ジャンプ』で連載中の人情コメディー漫画である。黒船ならぬ天人(宇宙人)が来襲し、突如価値観が変わってしまった町、江戸を舞台としたSF時代劇である。勤皇の志士や新選組など幕末の人物をモデルとしたキャラクターも登場する。下ネタも多い少年誌連載漫画だが、テレビアニメや映画化もされ、女性ファンも多い。

ギャグやバトル、人情など様々な要素が詰まっている点が『銀魂』の魅力である。少年マンガの枠組みを破壊するような強烈なギャグと、登場人物の筋を通すカッコいい言動が同居している。

『銀魂』は主人公・坂田銀時の魂という意味である。宇宙人の来襲で価値観が換わってしまった中でも、侍の魂を持ち続けた人物であることを示している。主人公も含め、『銀魂』のキャラクターは不器用だったり、普段は出鱈目だったりしても、意地にも似た信念を貫き通している。

最近の『銀魂』はバラガキ編、金魂編と長編が続いている。第44巻も後半はシリアス長編「一国傾城」編に突入する。ここではバラガキ編で登場した見廻組の佐々木異三郎と信女が再登場する。ボケが圧倒的なギャグ漫画の銀魂であるが、悪役には高杉を筆頭にギャグと無縁なキャラクターが多い。その中で佐々木はボケもこなせる貴重な存在であった。早期の再登場は喜ばしい。背表紙にも描かれた信女はバラガキ編では狂った人斬りであったが、ここではキャラクターに深みが増している。

この長編において幕府中枢の腐敗が明らかになる。銀時や桂と高杉の対立が思い出される。銀時や桂は現体制を破壊しようとする高杉と決別した。今の江戸にも守るべきものがあるためである。ところが、銀時にとっても現体制は戦うべき敵であった。高杉の問題意識は正しかった。但し、高杉のやり方は普通に暮らす市民を巻き込むことになる。だから銀時や桂が決別する意味があった。これに対して今回の銀時達は巨悪に対してピンポイントに戦いを挑む。だから高杉との対立と今回の戦いで主人公の論理に矛盾はない。

ここからは真の敵を見極めて戦うことの大切さを実感する。敵を間違えるとエネルギーを発散することになりかねない。たとえば秋葉原無差別殺傷事件の背景にある派遣切りなど格差社会への怒りには共感できる点もある。しかし、その行動は格差社会と戦うものにはならない。高杉の戦いにも似たようなものが感じられる。

秋葉原無差別殺傷事件に駆り立てたものは格差社会への絶望であった。高杉を駆り立てるものも恩師・吉田松陽を失った絶望である。虐げられた人々の絶望には大きく共感できるが、正しい敵との戦いにエネルギーを収斂させる必要がある。

これはマンション問題の被害者にも重要である。マンション問題では不動産業者という敵が明白に見えるが、それほど単純ではない。子会社の販売会社や管理会社、さらには地上げ屋、近隣対策屋、不動産業者と関係のあるマンション住民や管理会社と癒着した管理組合役員など被害者の関心を分散させる。

林田力には地上げブローカーの嫌がらせに対して、地上げブローカーを相手にせず、東急不動産に内容証明郵便を送付させることで停止させた経験がある(林田力「「景住ネット」第4回首都圏交流会、浅草で開催される」JANJAN 2010年1月25日)。真の敵と戦うことの重要性を『銀魂』から再認識した。
http://www.hayariki.net/hayariki.htm#17
エア・ギア(35)
http://news.livedoor.com/article/detail/6399640/
エグザムライ戦国G 1
http://news.livedoor.com/article/detail/6394061/
静かなるドン 102
http://news.livedoor.com/article/detail/6433644/
銀魂―ぎんたま― 44
http://news.livedoor.com/article/detail/6448906/
トリコ 19
http://news.livedoor.com/article/detail/6448924/
進撃の巨人(7)
http://news.livedoor.com/article/detail/6452172/
林田力,ロスト・シンボル 上 2011年12月01日
http://news.livedoor.com/article/detail/6077311/
林田力,デッドマン・ワンダーランド (11)
http://news.livedoor.com/article/detail/6077314/
林田力,エンジェル・ハート2ndシーズン 3 2012年03月20日
http://news.livedoor.com/article/detail/6385399/
林田力,大長今 テジャングム 上 2011年11月28日
http://news.livedoor.com/article/detail/6070108/
林田力,「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) 2011年11月28日
http://news.livedoor.com/article/detail/6070112/
林田力,クレヨンしんちゃん SHIN-MEN(1) 2011年11月28日
http://news.livedoor.com/article/detail/6070109/
林田力,銀魂―ぎんたま― 43 2012年02月19日
http://news.livedoor.com/article/detail/6293544/
空知英秋が『週刊少年ジャンプ』に連載中の漫画『銀魂』第42巻が、2011年10月4日に発売された。表紙には佐々木異三郎と今井信女が描かれる。この巻では真選組と見廻組の対立を描くバラガキ編が目玉である。普段よりも収録話数を多くしてバラガキ編を完結させており、コミックス読者には嬉しい限りである。

バラガキ編は史実の新選組と京都見廻組の対抗意識を想起させる。過去の『銀魂』でも史実の伊東甲子太郎の離反を下敷きにした真選組動乱編の人気が高く、バラガキ編への期待も高まる。

このバラガキ編はシリアスなストーリーの中でもギャグが冴える。登場人物のセリフに「メールもろくに返さないメル友なら、アドレス帳に残すつもりはありませんから」というものがある。一見すると、まともな台詞に思えるが、これは悪役の台詞である。

メールに返信しない側が善玉で、一方的なメールに返信があって当然と考える方が悪玉になっている。しかも携帯メール依存症のキャラは友達が少ないという設定である。「携帯メール依存症だから友達が少ない」と突っ込みたくなるキャラ造形になっている。

この電子メール依存症への風刺はアニメではパワーアップしている。アニメ第45話(246話)の「悪ガキどもの祭典」では冒頭のラップでメール依存症のキャラが「メル友なし」と断言された。

『銀魂』では第40巻収録のギャグ短編で、メールに即座に返事することで絆を確認するコミュニケーションよりも、リアルな絆を重視する話を描いたが、電子メール依存症への風刺がシリアス長編にも登場した形である。

アニメの戦闘シーンは凝っている。真選組のシリアス長編は真選組にもってかれる傾向があるが、バラガキ編では坂田銀時がラストに見せ場を作った。「ポリ公とは性に合わない」と言う銀時が光る。
http://tokyufubai.bakufu.org/
このバラガキ編では悪役も最後は善人的な面を見せるという日本的なナイーブな展開で終わると見せかけたものの、サプライズが用意されていた。悪役は今後も主人公達の敵として立ち塞がることを予感させる。最終決戦への期待と物語の終幕が近づくことへの寂しさが混じる結末であった。(林田力)
『家庭教師ヒットマンREBORN!』第37巻、オールスター戦で人気浮揚
http://npn.co.jp/article/detail/07325749/
主人公・沢田綱吉(ツナ)は勉強も運動もダメで気弱な「のび太」的な中学生である。このツナの前に赤ん坊リボーンが現れる。リボーンはイタリアのマフィア・ボンゴレファミリーの超一流ヒットマンで、ツナをボンゴレの10代目ボスにするための家庭教師になる。
連載当初はリボーンの「教育」が引き起こすドタバタを描く一話完結のギャグ漫画であった。その後、バトル中心で主人公の成長が描かれるシリアス路線に変貌する典型的なジャンプ漫画の歩みとなっている。一方でリボーンが殺し屋(ヒットマン)でありながら赤ん坊というギャップや、かわいらしい外見も人気の一因である。
林田力「『よつばと!』第11巻、脇役が主人公を翻弄する逆パターンも」リアルライブ2011年12月1日
http://npn.co.jp/article/detail/49422601/
林田力「『家政婦のミタ』『専業主婦探偵』主人公と脇役の問題を重ね合わせ」リアルライブ2011年12月6日
http://npn.co.jp/article/detail/15950520/
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